単発の仕事が中心のイベントナースについて

イベントナースとは、病院や介護施設などで働くナースとは違い、スポーツ大会やお祭り、ロックバンドや歌手のコンサートといった催事や遊園地やプールなど、多くの人が集まる場所に対応するナースのことを言います。大勢の人が集まる場所は、急病人やケガ人がでることがあるので、そのような緊急時に応急処置や病院搬送をすべきかどうかを判断する役割を担っています。

とはいえ、イベント会場での仕事は救護室で待機する場合が多く、状況によっては運ばれてくる人がいない状況もあるようです。ケガや体調不良になる人が現れることなく、無事にイベントが終了することは幸運なことですが、拘束時間内は急患の有無を問わずに待機所にいる必要があるので、忍耐力がないと辛いかもしれません。また、緊急時に備えて、看護スキルはもちろんのこと、観察力や判断力も求められるようです。

また、イベントナースの仕事は、常に募集があるわけではなく、働き方としてはアルバイトの場合がほとんどであることも特徴です。そのため、病院やクリニック、介護施設で常勤で働きながら休日に副業として働くという看護師もいると言います。さらに、育児などで離職したナースが少しでも空いた時間に働きたいと考えて、イベントナースになるというケースも耳にします。

上記のような傾向は、イベント自体が単発なものであるからだと思いますが、もしもこのような働き方に興味がある方は、転職サイトや派遣会社への登録をしておくといいでしょう。イベントナースの仕事はハローワークや求人誌にはほとんど出てこないため、仕事探しをする場合は、看護師の求人に特化したサービスを利用したほうが可能性は高まります。